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開院15周年を迎えて

和元年6月1日、千里ペインクリニックが開院して丸15年が過ぎ、今日から16年目が始まりました。千里中央の朝日阪急ビル2階で開院しましたが、初日に患者数が3人からスタートしたのを覚えています。あっという間の15年間でした。ペインクリニック外来と癌の往診の2本建てでやってきました。過去15年間のペインクリニック外来患者数は20,000人を越え、さらに、癌患者様の往診・訪問患者数は1,200人/15年を越えています。千里中央で8年間診療した後、現在の少路に移転して、すでに7年が経ちました。恐ろしく早く時間が経っていきます。

これまで最も悩んできたことは、経営者として、いつも経営のことを考えないといけないのが精神的な重圧でした。医療は勉強してきましたが、経営に関することはなにも教わったことがありません。望ましいと考える医療を追求しても、経営が維持できなければ意味がなく、業務拡張に伴いスタッフも増え、必然的に人間関係の問題も生まれ精神的に疲弊しました。

多くの若い人材を雇用し教育してもすぐ辞めて行かれました。また、やっと一人立ちして頼りになるかなと思うスタッフにも辞められました。人生、山あり谷ありと言いますが、この15年間で随分と精神修行をさせて頂きました。でも、これまでの紆余曲折の結果、現在はいいスタッフに囲まれクリニックの中は落ち着いています。39歳で独立しましたが、人間的に未熟だった私がここまで続けてやってこれたのは、本当にいろんな人に助けてもらったお陰です。でこぼこ道でしたが、患者さまのことを真摯に考えまっすぐここまで来たつもりです。

初心に返れとよく言われますが、初心はなんだったのか。医者を目指した時の初心は、一つでも多くの悲しみを救いたいと思いました。そろそろ第3楽章に入り、人生のゴールも考えないといけない年になってきました。今まで支えてきてくれた方々、スタッフ、家族、犬たちに感謝し、これからも頑張っていきたいと思います。

松永美佳子