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腰椎椎間板ヘルニア


腰は、5つの椎体という大きな骨と、間に挟まれたクッションである椎間板で構成されています。椎間板の外側は線維輪と呼ばれる組織で保護されていますが、重たい物を持ち上げるなど腰に強い負荷がかかったとき、線維輪が損傷を受けることがあります。線維輪が損傷を受けると、内部に存在する髄核が椎間板の外へ飛び出てしまいます。脊柱管には馬尾という神経が通っていますが、これらの神経にヘルニアが当たると、神経に傷がつき、腰や足の痛み、しびれが生じます。重いものを持つことが多い職業の方や、肥えている方などは腰への負担が大きく、ヘルニアになりやすいと言われています。

レントゲンでは、ヘルニアがあるかどうかわかりません。腰椎MRI を撮影するとよくわかります。どの場所にどの方向にどのくらいの大きさで突出しているかどうかで、痛みの場所や強さ、治りやすさが違ってきます。

一般的には、投薬を受けますが、投薬だけより、神経ブロック治療を行うと、かなり楽になります。突出した椎間板はもとの場所に引っ込みません。少し小さくなるにも数か月かかります。ずっと飛び出したままのときもあるし、きれいになくなるときもあります。やや小さくなるときもあるし、逆に大きくなってくるときもあります。痛みは神経の炎症が治まれば楽になります。ヘルニアが同じ大きさで存在していても、神経の傷がよくなれば、かなり普通に生活ができるようになります。まったく気にならなくなるときもあります。しかし、また何らかの負担が生じたときに、再発することがあります。その繰り返しで上手にお付き合いできる場合も多いです。そうしたお付き合いをするには、神経ブロック治療をしながらお付き合いするほうがいいです。神経ブロック治療は、傷んだ神経の周りの血流をよくします。そうすることで、自分で炎症を治す力が強くなります。決して、神経に麻酔をかけるわけではありません。神経を根本的に治療する方法です。

痛み止めを何種類も長期間服用することは副作用が心配です。しかし、神経ブロック治療は何度受けても薬が他の臓器に副作用をもたらすことはありません。身体にとっても、とてもやさしい治療法なんです。

ヘルニアは9割弱の方が切らずに治ると言われています。しかし、つらい時間が長引くのは生活を送る上で問題です。神経ブロック治療をしながら、少しでも痛みを軽減し、完治するまでがんばりましょう!注射がきらいな方、お気持ちはわかりますが、そんなにつらい治療法ではありません。ぜひ、一度ご相談ください。

院長 松永 美佳子

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