お知らせ 詳細

発電機の導入

昨今、世界中で、様々な自然災害が発生し、予想を越えた被害が出ている。

今年の2月に、当院で、突然、エアコンの心臓部分が故障しエアコンが停止した。2,3階のアマニカス入居部分は無事だったが、1階の外来治療室は、エアコンが入らず、丸1日寒い中での外来診療となった。メーカーに問い合わせても、なかなか来てもらえず、夕方遅くになってやっと現われ、夜中まで修理にかかった。もしかしたら、すぐには治らないかもと言われ、電気ストーブを電気屋さんに買いに行ったが、この冬の厳しい寒さで、ほとんどストーブは売れ切れていた。夜遅くまで、屋外で寒い作業が続き、やっと復旧したが、取り替える費用は100万円近くかかった。まだ6年しか使っていなかったが、機械ものなので運が悪いと思ってくださいと言われ、メーカーなどの保障はなかった。

その時、身を持って、災害が起こったら本当に大変だなと感じた。

冬や真夏に何日も電気が使えなかったら・・・・。アマニカスに入居されているご高齢の方々、病気の方々は耐えられるだろうか?真っ暗の中で、医療処置はできるのだろうか?よく考えれば考えるほど答えは出ない。今回も、2、3階のアマニカスでなくてよかった。他の病院はどうしているのだろうかと聞いてみれば、市民病院などは、酸素や消火活動などの最低限の電源の確保をしているが、エアコンや照明などは対応できないということだった。大きなビルほど、災害時の発電機は対応できないそうだ。

東北大震災なども非常に寒い時期に起こっているが、現場はどんなに大変だったか今更ながら考える。

考えたくない災害だが、考えないわけにはいかないのだ。

意を決して、当院にも発電機を設置することにした。千里ペインを含むアマニカスビル全館のエアコンと最低限の照明が3日間程度確保できる。今日は、朝5時からクレーン車を使って4階の屋上まで発電機を運び上げた。工事には1週間程度かかる。実際に発動させる工事は大変な電力を扱うことになり、命がけだそうだ。考えれば考えるほど怖い震災だが、少しでも備えあれば、パニックにならないで済むかもしれない。尊い命が守れるかもしれない。

そんな思いで、朝早くから空を見上げていた。

松永美佳子

IMG_1282