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アマニカスでの緩和ケア


千里ペインクリニックの上には、「アマニカス」があります。アマニカスはサンスクリット語で「平安なる地」という意味。ここには、色々な病気の方、あるいは、ご高齢の方が住んでいます。

1階のペインクリニックを訪れた痛みの強い方。自宅ではトイレも困難で、ご家族も介護できない状態の方。治療と介護目的でアマニカスに入居されています。

その他、緩和ケア目的で入居されている方。こちらも、がんという病を抱えて、自宅では生活が難しくなった方、ご家族が介護できなくなった方が入居されています。

その他、ご高齢になったので、自宅での生活が不安になったという方が入居されています。年を取ると、一人、あるいは夫婦では不安が強くなります。ご家族も離れていて、すぐ介護ができません。そんな時は、介護も医療も手を伸ばせば届くところにあるアマニカスのような施設に入ると、安心して暮らせますね。様々な事情を持った方々がアマニカスで生活されています。

今日は、そんな中で、緩和ケアを受けるためにアマニカスに来られた方のお話をします。

アマニカスと病院のホスピスと一番違うところはなんでしょうか。最も大きな違いは、アマニカスでは、アマニカスに入居しながら病院への通院ができ、抗がん剤などの積極的治療や免疫療法など自分が行いたいことを自由にできることです。ホスピスでは、そのような治療は望めません。

また、年単位で長期になっても在住できます。これもホスピスでは、難しいです。自宅に帰ることもでき、再度入居することもできます。自宅に帰るときは、千里ペインクリニックから24時間体制で訪問診療を受けます。調子が悪くなれば、またアマニカスに帰ってくることもできます。これも、ホスピスでは難しいです。ホスピスは、死ぬことを前提に入っていきますので、出たり入ったり、他の病院に治療にでかけたりといったことは許されません。アマニカスは自由です。患者様のスタイルに合わせた自由な生活を選択できます。医療も介護もそのスタイルに合わせて提供しています。

治療面から言えば、アマニカス、ホスピスでも、どちらも緩和ケアを受けることができます。アマニカスでは、1階のペインクリニックで、痛みの治療を受けることできます。一般的に、癌の痛みには、麻薬などの薬が中心ですが、神経ブロック治療が効果のある場合もあります。ペインクリニックは、その名の通り、痛みの専門クリニックですので、麻薬以外にも、ブロック治療という注射を用いて、痛みを緩和させることができます。

また、医療以外のことで言うと、アマニカスでは、どの部屋にも、電子レンジやIHコンロ、トイレ、小さいけどお風呂、ソファーベッドなどがついており、いずれの部屋でもご家族が寄り添える環境になっています。ホスピスでは、特室などの高い部屋では、ご家族も泊まれる環境があると思いますが、普通の個室では、難しいことがほとんどです。しかし、アマニカスは、建物を建てる時から、ご家族が付き添えるためのお部屋を考えました。現在は、コロナ禍でそれもできませんが、いつでもご家族が寄り添える環境は患者様にとって何より安心感が生まれます。

ご高齢の夫婦が多いため、ご主人ががんで入居されるときに、奥様も一緒に入居されることがあります。その逆もあります。いずれにしても、アマニカスでは、医療、看護、介護があり、安心して生活できます。

ぜひ、一度、アマニカスのホームページを見てください。

松永 美佳子

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