
期間:2004年6月〜2008年10月、訪問件数:527件、家での看取り率:77%
紹介元病院

| 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 市立豊中病院 | 25 | 49 | 65 | 52 | 10 | 201 |
| 箕面市民病院 |
3 |
24 | 28 | 32 | 19 | 106 |
| 済生会千里病院 | 5 | 15 | 9 | 20 | 17 | 66 |
| 阪大付属病院 | 4 | 5 | 10 | 5 | 4 | 28 |
| 吹田市民病院 | 2 | 0 | 6 | 9 | 1 | 18 |
| 刀根山病院 | 0 | 0 | 1 | 13 | 2 | 16 |
| 池田市民病院 | 0 | 2 | 7 | 2 | 0 | 11 |
| 済生会吹田病院 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 6 |
| その他 | 6 | 12 | 29 | 22 | 5 | 75 |
| 合計 | 45 | 107 | 158 | 158 | 58 | 527 |
症例数
| 結腸、直腸、大腸、小腸 | 122 |
|---|---|
| 肺 | 90 |
| 胃 | 73 |
| すい臓 | 49 |
| 肝臓、胆管、胆のう | 43 |
| 子宮、卵巣、 | 31 |
| 食道 | 27 |
| 腎臓、膀胱、尿管 | 19 |
| 乳腺 | 18 |
| 前立腺 | 13 |
| その他 | 42 |
| 合計 | 527 |
がんの中には、痛みのない場合もあります。それらを含め、様々ながんの方を訪問しています。
看取り場所
ホスピス入院までの待ちの期間を利用される場合も多くなりつつありますが、自宅で過ごすうちに安心して静かに最期を迎えられています。
同居家族人数
高齢夫婦2人で暮らす場合が多く医療者にいつでも相談ができることが安心になっているようです。
こんな利用をされています!
ケース1:半年から1年以上にわたる長期でも、自宅での生活をサポートします
在宅ホスピスと言うと、最期の時というイメージがありますが、半年から1年以上にわたり、ご自宅での生活をサポートさせていただいた症例は多数あります。お元気なので、医師や看護師の訪問など必要なさそうに見えますが、24時間体制のサポートを受けることで、癌という病気を持って生活する不安、家族の介護に対する不安が著しく軽減されたり、小さなこともすぐ相談できる安心感や病院との架け橋になってもらえる便利さなど、患者様、ご家族様からは大変喜んでいただいています。関わる時間が長ければ長いほど、患者様、ご家族様と医療スタッフとの信頼関係も強くなり、大変なときも一緒に上手に乗り越えられます。
- 前立腺癌のEさんは…
- 痛みが強く、排尿することも困難な状態で訪問を開始するようになりました。医療用の麻薬を使用することで痛みのコントロールをすることができ、また、病院の先生と連携をとることで、在宅で過しながら放射線療法を行い治療も積極的に行われています。奥様やお孫さん達と一緒に、過ごすことができ普段の生活を楽しんでおられます。
ケース2:月1〜2回病院を受診し、主治医の先生とお会いされるのと並行して、自宅での生活をサポートします
当院では、可能な限り病院の主治医の先生の外来を受けていただいています。今まで、治療を受けていた先生や病院と縁が切れるのではなく、並行して自宅での生活をサポートする医療です。病院の先生とはいつも連携しています。入院や検査が必要になったときは、当院から直接、担当医と連絡を取り、受診や入院の準備をしていきます。退院すると、外来受診日までの間、何かあったときが大変です。すぐ予約が取れないし、担当医に気軽に電話で相談することもできません。当院の訪問診療を受けることで、病院とより関係が近くなるのです。
- 乳癌のFさんは…
- 手術の適応がなく、痛みもあるのでクリニックを紹介され、訪問を開始しました。当初、医療用麻薬を服用されていましたが、副作用で吐き気があり、食欲低下もみられていました。適切な麻薬と薬の調整を行い痛みも軽減し、副作用も抑えられて食事もとれるようになりました。月に1回、注射をするために病院へ行っており、病院の担当医の診察をうけることで安心されています。
ケース3:病院の外来で化学療法を受けながらでも、自宅での生活をサポートします
最近は外来で化学療法する方法が増えています。患者様は1〜2週間に1回、病院を受診され、点滴をしたり、投薬で行うこともあります。化学療法を受けると、その後、熱や吐き気、食欲の低下など副作用が出ることが多く、自宅で不安な生活をされることが多々あります。そのような時、自宅で症状に対応してくれる医師や看護師がいれば安心です。最近では、化学療法を受けながら訪問診療を受ける患者様が増えています。
- 大腸がんのCさんは…
- 2週間に1回、外来での化学療法を受けておられましたが、体調管理のため訪問を開始しました。しんどい化学療法をやめたいとは病院の先生には言い出せなくてつらい思いをしていたことを病院の先生へ本人に代わって伝えたり、病状の報告を行ったりして、三者で治療方針を相談しています。化学療法のあとはぐったりしていますが、普段は外出もできる調子の良い日もあります。医師・看護師の訪問を受けながら、安心して家族と過ごされています。
ケース4:一人暮らしでも、自宅での生活をサポートします
現代は一人暮らしの方が増えています。数年前までは、一人暮らしの方が癌という病気を抱えて自宅で過ごすということはほとんどありませんでした。しかし、最近は、医療制度の改正で、治療をしない患者様が長く病院にとどまることができなくなり、一人暮らしであっても、退院せざる得なくなる場合が多く見られます。また、窮屈な入院生活より、誰もが自分の好きなように生活したいと願うものです。当院では、一人暮らしの患者様を訪問診療することがしばしばあります。ヘルパーさんやお友達の援助を受けながら、当院の看護師や医師の訪問を受け、上手に一人で暮らしておられます。24時間対応なので、いつでも連絡が取れ安心です。最期は病院に帰っていかれた方や、最期まで家で過ごされた方など様々です。
- ○悪性リンパ腫のGさんは…
- 独居の女性の患者様で、ヘルパーから痛みもあるのでなんとかならないかと相談を受けたことがきっかけで訪問を開始しました。病院と連携をとりながら訪問しています。また、独居のため、ケアマネージャー、ヘルパー、訪問リハビリ、訪問入浴と連携をとりながら、自宅での生活を支えています。24時間対応ですので、週4回の医師、看護師の訪問で安心して自宅で過されておられます。
ケース5:免疫療法や民間療法を受けながらでも、自宅での生活をサポートします
病院での治療以外に免疫療法などの方法を受けられている患者様を訪問することが多くあります。病院でのホスピス病棟などでは、「治療」と名のつくことはできないことが基本ですが、当院では可能な限り、患者様、ご家族様のご希望に沿ってサポートする体制を作っています。免疫療法に通えなくなった患者様に、ご自宅で輸血することもあります。
- 直腸癌のBさんは…
- 化学療法の効果もなく治療がないと言われている方でしたが、痛みがあるのでとクリニックを紹介されてきました。医療用の麻薬の副作用も強く食事もできない状況でしたが、適切な麻薬と副作用の症状をコントロールすることで食事も取れるようになり痛みもなくなりました。外出もできるようになり、温熱療法にも通っています。
- すい臓がんのDさんは…
- 高カロリー輸液をして退院され、週4回の訪問を開始しました。病状が安定し食事もできるようになり輸液も終了。訪問を受けながら免疫と化学療法に再チャレンジしていくことになり、再度外来での治療を開始しました。医師、看護師の訪問により、痛みや排便コントロールなど家での体調管理を行い病気と闘う体力を保っています。
ケース6:ホスピス病棟に入院するまでの間、自宅での生活をサポートします
退院された後、介護力の問題などがあり、病院のホスピス病棟への入院をご希望されている患者様に対して、ホスピスが空くまでの間、ご自宅へ訪問診療を行うこともよくあります。
- 左乳がんのHさんは…
- 30代後半の患者様で、小学生のお子様が2人いました。痛みのコントロールと体調管理のため訪問を開始しました。積極的な治療は困難となり、一般病棟に入院されていましたが、再度、自宅に戻られ、自宅での生活をギリギリまで過ごされました。最後は、ホスピス病棟へ入院されました。
ケース7:当院の外来で痛みのコントロールを受けながら、自宅での生活をサポートします
当院の外来は、痛みの専門クリニックです。通院可能な間、当院の外来で神経ブロック治療や投薬を受けながら過ごされ、通院が難しくなったら訪問診療に移行した患者様がたくさんおられます。また、訪問を受けながら、時々、外来で治療を受けられる患者様もしばしばあります。外来の患者様には24時間対応はしておりませんので、麻薬などの難しい薬を使うようになった時点で、ご自宅への医師、看護師の訪問および24時間対応のシステムへと移行しております。そうすることで、麻薬などの副作用にも迅速に対応でき、安心して難しい薬を使うことが可能となります。 癌の痛みや他の症状は急変することがしばしばです。いざという時のため、日頃から体調管理をしっかり任せられる医療スタッフを身近に持つことは安心して自宅で過ごすための必要不可欠な条件です。
- 舌癌のAさんは…
- 週4回の訪問を嫌がっていましたが、次第に痛みが強く食事ができなくなり、家の中を動くのも大変になって訪問するようになりました。医療用の麻薬を開始し、痛みがすっかりなくなり、家の中の生活はもちろん外出もできるようになりました。痛み止めの飲み方、体調管理を週4回の訪問で行い、安心して普段の生活ができていると喜んでおられます。
ケース8:臨床心理士がカウンセリングしながら心身両面で、自宅での生活をサポートします
死と向き合う中で、患者様、ご家族様の精神的ストレスは大きいものとなります。医師や看護師が頻回に訪問してお話しを伺う以外に、当院の臨床心理士が訪問して専門的にお話しを伺うことがあります。医師や看護師には言えなかった心の問題なども専門家が上手にアドバイスすることで解決することもあります。また、当院では、心理テストを定期的に行い、患者様、ご家族様の精神状態を客観的に把握し、治療に役立てるようにしています。心身両面からのサポートを大切にしています。
- 胆のう癌のMさんは…
- 病状について告知を受けておられず、家族は、本人とどのように接していけばいいか悩んでいました。そうこうしているうちに病状が進んでいき、Mさんは落ち込んでしまい、家族間のコミュニケーションは一層うまくいかなくなり、家族も介護がしんどくなってしまいました。家族は心理士とMさんとの接し方について一緒に考えていきました。何度か相談を重ねるうちに家族も気づいていなかったMさんの気持ちやMさんとの関わり方が徐々に理解できるようになり、家族との交流の中で本人から笑顔が見られるようになりました。
在宅ホスピスとは最期の時を過ごすことではありません。
私たちは、普段の生活をよりよく過ごすために体調管理を行い病気とうまく付き合うことと考えています!
家でできること
- IVH(高カロリー輸液)管理
- 点滴
- 飲み薬の管理
- 採血
- 胃ろうからの栄養の注入
- 痛みや呼吸苦などの症状緩和
- 尿管の管理
- 排便の管理
- 入浴、着替えのお手伝い
あらゆる相談に対応します
- 飲み薬で化学療法を行っている場合、病院の担当医と連絡を取り、訪問可能です。処方もいたします。
- 通院で化学療法を行っている方も訪問可能です。
- 病院の先生へも定期的に受診されている方々が多くおられます。
- 介護保険利用のご相談、病気に関する心配ごとのご相談などすべての窓口になります。
訪問地域:北摂地区中心(千里中央駅から半径約4〜5km圏内)

